兵営で教えられた教練及び礼式とはどのようなものだったのか。
昭和15年時点での教範類に基づき、陸軍軍人の基本的な動作を当時の軍装で再現します。
講師:二ツ木 勝機(軍事法規研究会)
陸軍将兵の平時での兵営生活を、起床から就寝までを、
画像を交えながら詳しく解説していただきます。
講師:藤田昌雄(戦史研究家)
アメリカと北朝鮮の接触は、日本、韓国、中国、ロシアを巻き込んで、東アジア全体を大きく変えようとしている。
それは、我が国にどのような影響をもたらすのか・・・
講師:佐藤優
零戦を開発した三菱の評価は高いが、零戦をより多く生産したのは中島である。
その理由は、中島は大戦に備えて工場建設とインフラ整備につとめ、
国家の要求に応える準備をしていたが、三菱は何も準備していなかったからである。
こうした実態を明らかにして、日本の飛行機生産を考える。
講師:田中宏巳(防衛大名誉教授)
陸軍が造った潜水艦とは、どんなものだったのでしょうか。
その開発に至った経緯、開発経過、製造工場、フィリピンや八丈島への派遣、
フィリピンで捕獲された「まるゆ」のその後の運命など、細部まで、詳しく話していただきます。
講師:国本康文(兵器研究家)
「フォークランド戦争を読み解く」
1982年に起きたフォークランド戦争は、戦後、“起きなくてもよかった戦争”だったと、時の政府は批判を浴びました。
その原因は、インテリジェンスの軽視が情勢判断ミスと奇襲を生んだとされたのです。
どのようなインテリジェンスが伝えられ、それをどう使ったのかを探ります。
それによって、我が国の尖閣諸島に潜む危機を明らかにしていきます。
講師:上田篤盛(元防衛省情報分析官)
「海軍の大陸政策に対する姿勢と態度の実態」
海軍は、大陸政策に、なぜ反対したか。どのような手段を使ったのか。
海軍のその意識に変化をもたらしたきっかけとは、なにか。
全体を通じ海軍の大陸政策への対応の意味を探ります。
講師:影山好一郎(元防大教授)
「満州・上海事変をめぐる武力行使の意味」
満州事変時の際には、海軍は否定的対応に終始したが、上海事変においては、積極的武力行使へと変化した。
その意図を分析します。
講師:影山好一郎(元防大教授)
まだ学校制度がなく製鉄所もないなかで、横須賀鎮守府は技術者を養成し軍艦を建造してきた。
すべての取り組みが国内初で、日本の工業や技術、教育を牽引し発達してきたといっても過言でない。
こうした横須賀鎮守府の日本近代化に果たした役割に光を当て、今日的意義を考えます。
講師:田中宏巳(防大名誉教授)
明治建軍以降の装飾を重んじていた軍服は、日露戦争を契機としてカモフラージュ効果のある「カーキ色」の服が制定されます。
また大正時代に入ると「欧州大戦」と「シベリア出兵」によって「鉄兜」・「ガスマスク」といった装備類や「防寒服」等の特殊被服が登場いたします。
このように明治建軍から大正時代までの、日本陸軍軍装の進化を兵器・戦術の変化をまじえつつ解説していただきます。
講師:藤田昌雄(戦史研究家)
「零戦についての深いはなし」
軍用機とくに零戦について、第一人者のお二人に話していただきます。
深く緻密な内容に、みなさんも堪能していただけるお話です。
片渕須直さんは、零戦の本当の色彩は、どうだったのかを解明していきます。
また、零式艦上戦闘機の名称が、国民に知らされたのは、なんと、昭和19年11月でした。
それはなぜか。古峰文三さんが、その謎を解いていきます。
講師:片渕須直(映画監督)・古峰文三(航空史研究家)