戦後、米ソを中心とした“世界秩序”が構成されていた。
しかし、中国の台頭により、その“秩序”が、再編されつつある。
どこへ収斂していくのか。我が国はどうすればいいのか。
佐藤優(作家・元外務省主任分析官)
近代日本ほど島嶼国家に背を向け、あたかも大陸国家のように振る舞った時代はなく、
これが太平洋戦争敗北を招いたといえる。
日本人はなぜ自国を島嶼社会として認めないのか、島嶼社会に適した国防を検討しなかったのか。
将来の日本の安全保障において、これまで同様に島嶼社会であることを無視してよいのか、等々について考えてゆく。
講師:田中宏巳(防衛大名誉教授)
日本の秘密戦(心理戦含む)とは、どのようなものだったのか。
その実態を明らかにしながら、日本軍が目指した秘密戦の源流に迫ります。
そこに現れてくる、欧米とは異なる「誠の精神」についても話していただきます。
講師:上田篤盛(元防衛省情報分析官)
戦争中、大衆に一番人気のあった芸能は、琵琶と浪曲。
その曲目を聞いていただきながら、芸能と戦争について考えます。
出演:琵琶 水島結子・浪曲 青戸晃栄・解説 辻田真佐憲